「発展途上国に寄与したい」という違和感
どうも大怪獣です。
2018年の2月3月目標はTOEIC950と50冊読破としました。逃げ場無くしていく精神。
これからブログ書くたびに読んだものを公開します。
ちなみに、修論発表会が終わってから
の5冊を読んだ。
仕事に関する考え方って色々あると思うんだけど、自分の中では仕事を楽しめない人は人生も楽しめないんじゃないかなと。もちろん憂鬱なタイミングもあるかもしれないけれど、総括的に見たら見城さんも藤田さんも、仕事を楽しんでると思う。(みんなどMなのかな)
また読んだら更新します。
さて、今回のお題も就活について
僕は春から商社で働くんだけど、今日とある就活生と話していて違和感を改めて感じたこと
インフラ整備を通じて発展途上国に寄与したいんです!貧困層を救いたいんです!って商社の志望動機としてどうなんだろうか?
総合商社を志望する人たちは大きく3つに分かれると思う。
1.ただかっこいいから
2.事業投資・経営をしたいから
3.発展途上国に寄与したいから
(ちょっと雑すぎかな?でもだいたいこんなもん)
僕としては1をストレートに言えるキャラクタを持ってる人はそのまま言ったらいいと思う。だって素直な気持ちだし、モチベーションなんて会社からしたらなんでもいいから。
2は僕で、学生がなに調子乗ってるんだかって感じだけど、ビジネスしたいって意図は伝わるかな。
3に対して一番違和感を覚える。
もちろん純粋な気持ちで社会に貢献したい、貧困層を救いたいって思ってる人もいると思う。でもそんな人はなんでNPOとかJICAを志望しないんだろう?
現代日本で成人まで育った人で、貧困層を本気で救いたいと思える人ってどれだけいるんだろう?少なくとも、総合商社を目指す人にはいないと思う。
僕の抱える違和感は、つまり
インフラ整備は金になるからやってるってこと
もちろん学生だし、知らないことだらけだから、間違いを承知で自分の意見を言うと、
発展途上国かつ資源国を想定した時、
・貧困層は人件費を抑えながら獲得できる人材
・国は技術力がないから、インフラを整備できない
・貨幣価値も高くないから日本円が活躍できる
・総合商社はインフラ整備に投資できるお金と人材を確保している
こーんな感じのことを考えると、むしろやるしかないでしょ。
ビジネスの根幹は、「みんなが困ってることを解決すること」だと思うし、そう言う意味では貧困層を救うとかってこともビジネスを考える上では重要なキーだよ。でも貧困層を救うとかは、あくまで俗に言う「世間よし」な訳でそこが主題じゃない。
社会問題を解決できるビジネスが真に利益を生むビジネスと考えると、インフラ整備は総合商社が必ず手がけるべき案件だけど、なにが目的なのかはしっかりと考えた方がいいかな。
発展途上国に寄与したいです。は(僕みたいな)穿った見方をする人事からしたら違和感の塊なんじゃないかな。
そこを考えて、なんでインフラ整備がビジネスになるのかと言う視点から物事を語るともうちょっと深みのある志望動機になるかもね、なんて。
「大学時代頑張ったこと」は自慢話を聞きたいわけじゃない
どうも大怪獣です。修士論文の発表会が終わり、徐々にブログを書いていこうと思います。
今日のお題は
就活で聞かれる「大学時代頑張ったこと」は何を書いたらいいのか?
自己PRとこの質問は就活戦線2大巨頭だ。この質問を対策しないことは銃を持ってる相手に裸で歩いて行くのと同義だから、ちゃーんと考えておく必要がある。
自分自身1年前の2017年は就活生で、この時期は自己PRとこの質問について悩んでいた気がする。
僕は理系院生だけどサークルも部活も留学経験もないし、ましてや起業経験なんてものもない、学生全体で見たら偏差値50そこそこだ。大学時代頑張ったことなんて聞かれたところで、アルバイト以外そう長く続けたものもないしどうしたらいいのか悩んでいた。
でも院に通ってる分他の学生よりも長くこの質問について考えることができた。
そしてある日気づいたんだ。
人事の立場でこの質問を考えたことがあっただろうか?
なかった。自己PRには「相手の需要を引き出せる」とか自慢げに書いてたけど、なんにも考えてなかった。
この質問が必ず出てくるのは人事が思考停止してるからじゃない(中にはテンプレートとして書いてるだけっていう企業もあるかもだけど、そんな会社こっちから願い下げしたほうがいい。)
つまり、人事側はなんらかの意図があってこの質問をしている。そう考えると、この質問はただ自慢話をしたらいいわけじゃないって簡単にわかる。
じゃあ何を聞きたいんだろうか。僕は人事じゃないし、社会人でもないから分からないけれど、相手の立場(笑)でしっかり考えてみるとこんな感じじゃなかろうか?
それは
課題に対する僕たちのアプローチが、ビジネスにおいて活用できるのか?ということだ。
言い換えると
大学時代頑張ったことには再現性があるのだろうか?という質問だ。
そこには結果は関係がない(いい結果だと喋りやすいのは事実)
僕たちが大学時代に頑張ったアルバイト・留学・部活・サークル、そのどれにおいても頑張ったと言えるのは、過程においてなんらかの障壁が存在したからだ。
アルバイトで接客が苦手だった・留学先でコミュニケーションが取れなかった・部活で1軍になれなかった・・・
なんらかの障壁やチャレンジがあったはずだ。
人事が知りたいのは、こうした障壁やチャレンジに対してどんなアプローチをとる人間なのかということだ。
たまたま乗り越えたわけじゃなく、少なくとも自分の中では課題克服のために行なったアプローチが分かってるかどうかを知りたいんだ。
会社に入っても、自分の置かれた状況によってアプローチを意識的に行える人物かどうか見極めることは、人事にとって必須確認事項だと思う。
結果なんかどうでもいいんだ。部活で全国一位じゃなくても、ビジネスコンテスト一位じゃなくても、起業してなくても、そんなことは人事にとっては些細なことだ。
大事なことは、その結果を成し遂げるために、自分でどんな課題を見つけて、どんなアプローチで克服したのか。そしてそのことを自分で意識的に理解しているか。
就活で困ったらぜひこの観点から考えてほしい。