「大学時代頑張ったこと」は自慢話を聞きたいわけじゃない
どうも大怪獣です。修士論文の発表会が終わり、徐々にブログを書いていこうと思います。
今日のお題は
就活で聞かれる「大学時代頑張ったこと」は何を書いたらいいのか?
自己PRとこの質問は就活戦線2大巨頭だ。この質問を対策しないことは銃を持ってる相手に裸で歩いて行くのと同義だから、ちゃーんと考えておく必要がある。
自分自身1年前の2017年は就活生で、この時期は自己PRとこの質問について悩んでいた気がする。
僕は理系院生だけどサークルも部活も留学経験もないし、ましてや起業経験なんてものもない、学生全体で見たら偏差値50そこそこだ。大学時代頑張ったことなんて聞かれたところで、アルバイト以外そう長く続けたものもないしどうしたらいいのか悩んでいた。
でも院に通ってる分他の学生よりも長くこの質問について考えることができた。
そしてある日気づいたんだ。
人事の立場でこの質問を考えたことがあっただろうか?
なかった。自己PRには「相手の需要を引き出せる」とか自慢げに書いてたけど、なんにも考えてなかった。
この質問が必ず出てくるのは人事が思考停止してるからじゃない(中にはテンプレートとして書いてるだけっていう企業もあるかもだけど、そんな会社こっちから願い下げしたほうがいい。)
つまり、人事側はなんらかの意図があってこの質問をしている。そう考えると、この質問はただ自慢話をしたらいいわけじゃないって簡単にわかる。
じゃあ何を聞きたいんだろうか。僕は人事じゃないし、社会人でもないから分からないけれど、相手の立場(笑)でしっかり考えてみるとこんな感じじゃなかろうか?
それは
課題に対する僕たちのアプローチが、ビジネスにおいて活用できるのか?ということだ。
言い換えると
大学時代頑張ったことには再現性があるのだろうか?という質問だ。
そこには結果は関係がない(いい結果だと喋りやすいのは事実)
僕たちが大学時代に頑張ったアルバイト・留学・部活・サークル、そのどれにおいても頑張ったと言えるのは、過程においてなんらかの障壁が存在したからだ。
アルバイトで接客が苦手だった・留学先でコミュニケーションが取れなかった・部活で1軍になれなかった・・・
なんらかの障壁やチャレンジがあったはずだ。
人事が知りたいのは、こうした障壁やチャレンジに対してどんなアプローチをとる人間なのかということだ。
たまたま乗り越えたわけじゃなく、少なくとも自分の中では課題克服のために行なったアプローチが分かってるかどうかを知りたいんだ。
会社に入っても、自分の置かれた状況によってアプローチを意識的に行える人物かどうか見極めることは、人事にとって必須確認事項だと思う。
結果なんかどうでもいいんだ。部活で全国一位じゃなくても、ビジネスコンテスト一位じゃなくても、起業してなくても、そんなことは人事にとっては些細なことだ。
大事なことは、その結果を成し遂げるために、自分でどんな課題を見つけて、どんなアプローチで克服したのか。そしてそのことを自分で意識的に理解しているか。
就活で困ったらぜひこの観点から考えてほしい。